昔から肌が敏感なわたしは、季節の変わり目の温度変化や水まわりの家事で肌荒れしまうことが多くありました。一度荒れると、疲れたときやストレスがかかったタイミングでまた同じところが荒れてしまったり。
無知な高校時代は、母が日頃から自然のお手当を実践してくれたのに、皮膚科で強い薬をもらっていたこともありました。
月日はながれ、自然のお手当になったわたし。
どうすれば荒れないでいられるか、じぶんの身体を知りながら気をつけることで予防できるようになったけれど、それでもやっぱり健康な肌の状態がずっと続くと油断して、やっぱりたまに荒れてしまうこともあります。そんなわたしにずっと覚えておきたい印象的な出来事があります。当時社会人だったわたしは、たまにくる強い手荒れの真っ最中。漢方を取り入れていたけれど一向に治らず、かゆすぎて、ある晩大袈裟じゃなく、本当に泣き叫びました。
手の指の一部だったけれど、もうどうしようもなくなるあの気持ち泣きすぎて鼻がつまって、息が苦しくなったあの時
もう何も塗らない。誰にも頼らない。わたしの身体はわたしが治してみせる。
という強い決意が湧き上がってきました。
じぶんの身体を信じる
信じると決めても、症状はなにも変わらないけれど、信じる。「信じる」という気持ちだけ持ち続けました。
前は気にしてばかりだった荒れも、信じるという気持ちにフォーカスしているうちに段々気にすることが少なくなり1週間弱。そして、治りました。あの時の感動はいまも忘れていません。
そして、フィトテラピーを学んでいる今も変わっていない決意があります。植物に治してもらうんじゃない。植物のちからをお借りして、わたしが治すんだと。
ひさしぶりに手首がすこし荒れてしまって思い出が蘇りました。でも大丈夫。さっき照れもせず、だいすきだよって手首にキスをしました。
なにも知らないオットもそんなわたしをみてにこっと笑ってエールをおくってくれました。
すぐに治るとわたしは知っているから。
自然のお手当と信じるちから。いつまでも大切にしていきたいです。
〇植物療法士 Mai Instagram
大学卒業後、グローバルな仕事環境に憧れ、自動車業界で戦略企画を担当。幼い頃から自然療法が身近にあり田舎で育った原体験をもとに、現在は植物療法士/ライターとして活動中。植物療法を「プラス」するのではなく、植物療法視点で暮らしのアイテムや習慣を「置き換える」「引き算する」がモットー。近年、おおらかなインドネシア人オットと田舎移住を企み中。
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